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アトピー性皮膚炎の治療と言うと、皮膚科に通院し、アトピーの炎症を抑えるお薬としてステロイド外用薬を、あとぴーの痒みどめとして抗ヒスタミン薬、あるいは抗アレルギー薬を処方されるのが一般的です。(いわゆるアトピーの標準治療と言われる治療法です。)
管理人も、物心ついた頃から皮膚科通いをしていて、ウン十年に渡り、ステロイド外用薬と抗ヒスタミン薬、あるいは抗アレルギー薬を処方されるという治療を続けています。。。
管理人が子供の頃、私は大人が会社に行くように、子供は皆、皮膚科に通うモノだと思っていました。
それが、実は皮膚科に通っているのは自分を含め、アトピーという皮膚の炎症が有る人だけという事、自分の肌が汚れているというか、炎症を起こしている、そして、皮膚は本来、痒いモノではないのだという事を、少しずつ理解していきました。。。
閑話休題、通常、アトピー性皮膚炎の場合は、皮膚科に通院して治療しますが、時に、入院治療を行う事が有ります。
アトピーの入院治療は、通院では治療が難しいケースで行われます。
・アトピーが重症化している時
・紫外線療法を行う時
・感染症を合併した時
アトピーが重症化した患者さんの中には、外にほとんど出ずに、中には昼夜逆転の引きこもりの様な生活を送っている人もいます。
その様な場合、入院して治療に当たる場合が有ります。
入院している他の患者さんとの会話、あるいは規則正しい生活を送る事で、ストレスが軽減し、治療効果が上がる事も期待できます。
そして何より、お薬を正しく使う事(ステロイド外用薬を正しく塗ってもらう事)により、アトピーの症状軽減に繋がります。
また、アトピー性皮膚炎で炎症が起こると、患部が細菌などに感染しやすくなってしまいます。
皮膚の感染症を合併すると、高熱が出たり、リンパ腺が腫れたりする為に、一時的に入院し、抗菌薬や抗ウイルス薬の投与で、感染症を治療します。
また、アトピー性皮膚炎と言う病気や治療について学ぶ、教育入院というのもあります。
教育入院は、アトピー性皮膚炎がどんな病気なのかを学んだり、ステロイド外用薬の塗り方や、正しい治療法を覚えて貰う為のモノです。
以前、実際にあった話なのですが、管理人同様、子供の頃からアトピーで症状は最重症、かつ症状は全身にあり、とても大変な状態でありながら、ステロイド外用薬への不信感で、皮膚科には通わずに、民間療法に頼っていた人がいたそうです。
ところが、目に合併症を抱えてしまい、眼科医より、皮膚科に行って、アトピーのお薬をきちんと処方してもらう様、厳しく言われ、しぶしぶ皮膚科にやって来たそうなのですが・・・眼科医の強制でしぶしぶ皮膚科に来たモノの、皮膚科医には不信感丸出しで、「どうせ処方するのはステロイドだろ?早く終わりにしてくれ!」と非常にトゲトゲしかったそうなのです。
そこで、この患者さんの御家族も呼び、入院治療を勧め、実際に入院して治療を行ったところ、症状は改善し、皮膚科医への不信感で一杯だったのも、ステロイドを正しく使う事による効果を実感して以降、無くなったそうです。
アトピーを正しく理解すれば、ステロイド外用薬が現代の医学で唯一、アトピーの炎症を抑える効果が有るお薬であるという事が解る筈ですし、ステロイドを正しく用いれば、アトピーの症状はコントロール出来ます。
入院治療は、そんな当たり前の事を体感できる場なのかもしれませんね。
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